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■December 2005, Nikon Kenkyukai Tokyo, Meeting Report
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Mr. Kenji Toyoda
December 18, 2005
Super Live in
JCII Camera Museum
Nikon Kenkyukai Tokyo
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日本カメラ博物館
東京・半蔵門。12月は
日本カメラ博物館
。
ニコン研究会は、
社団法人)日本写真学会
副会長 豊田堅二氏をお招きし、
特別講演会を開催しました。
講演会に先立って、ニコンSPのコレクションの公開です。
オリジナルのブラックボデイばかりが集まりました。
白ボデイも登場しましたが、なんと未使用・元箱入りの博物館コンディション。
すばらしいニコンコレクションを見ていただいてから、
豊田堅二氏の講演が始まりました。
ニコンSPオリジナル・ブラックのコレクション
ニッコール35mm F1.8付きニコンSP
ニッコール2.5cm F4付きニコンSP
ニコンSPのクロームボデイ新品
シャッター幕のカバーもこの通り当時のまま
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豊田堅二氏特別講演会
豊田堅二氏といえばニコンです。ニコンといえば豊田堅二氏なのです。
株式会社ニコンのウエブサイトには、
ニコンファミリーの従姉妹たち
のタイトルで、
22回におよぶ連載記事が掲載されています。
あまり話題にならなかった
多彩なニコンカメラたちにスポットを当てた物語を読むことができます。
著書もたくさんあります。
最近のものだけでも、
「カメラの雑学図鑑」、「図解カメラのしくみ」、「入門金属カメラオールガイド」、
「ニコンファミリーの従姉妹たち」、などなど。
ニコンファンは、とよけんさんと呼んでいます。
とよけんさんのHP
をごらんください。
Super Live in
JCII Camera Museum
プロフィールを紹介される豊田堅二氏
たのしいニコン開発物語をにこやかに語る豊田堅二氏
豊田堅二氏の熱い話に聞き入る来場者の方々
豊田堅二氏の講演は、ニコンカメラ開発にまつわるエピソードを中心に、
じつに興味深くおもしろい物語でした。
講演は、氏がニコンに勤務していた時代の記録であり、
以下の内容を掘り下げたものです。
- 当時のカメラ設計部
- 当時の開発テーマ
- 2人の奇人
- 写真電送機
2人の奇人とは、
興味があることにはものすごい集中力と熱情を持った技術者たちのエピソードです。
メカ設計の天才は山田武夫氏。
ニコンF用フォトミックFTnのパンタグラフ機構や、
ニコンF2がデビューした当時にAFニッコール80mm F4.5を設計しました。
そしてレンズ設計の天才は脇本善司氏。
ウルトラマイクロニッコールほか数々の名レンズを設計しています。
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更田ボックスから
ニコンファンにとっては興味深いお話ばかりですから、
時間はあっという間にすぎました。
2時間の講演の最後には、秘蔵のコレクションを見せていただきました。
ニコンF開発の責任者として有名な更田正彦氏。
その更田氏から受け継がれてきたというジャンク箱。通称”更田ボックス”。
カメラやレンズの部品、ガラクタに混ざって出てきたのが、このレンズ。
幻のニッコール・ホワイトです。
ノギスと比較してみると分かりますが、とても小さく精緻なレンズなのです。
鏡胴には、NIKKOR-WHITE.C 35mm F3.5 No. 91231 と、
ごく小さい文字で刻印が入っています。
マウントの裏側には、目立たない小さい文字で、
Made in Occupied Japan と刻印が読み取れます。
当時流行していたステレオカメラにマウントする目的で試作されたレンズとのことです。
なお、更田ボックスは、更田正彦氏から中村重弥氏に手渡され、
さらに中村重弥氏から豊田堅二氏に引き継がれたとのことです。
中村重弥氏は、豊田氏がニコンで若手技術者として活躍されていた当時、
カメラ設計部の第二設計課および第三設計課の課長だった方です。
後に日本光学工業株式会社常務取締役になられています。
なにやら秘蔵のコレクションを取り出す豊田さん
それは小さいレンズでした
幻のニッコール・ホワイト!!
焦点距離 35mm F3.5の小さいレンズ
製造番号No. 91231刻印と底には時代のMIOJ刻印
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師走の銀座
満員となった会場では、たくさんの質問やらニコン製品への要望などが出ました。
夕刻5時に、講演会は盛り上がりのなか終了しました。
会員以外からも、
ニッコールクラブ東京デジタル支部の方々ほか多数来場いただき、
参加者のみな様には満足していただけたようです。
さて会場を銀座に移し、豊田氏をまじえての夕食会となりました。
銀座は師走。クリスマスのにぎわいです。
レストランの個室をリザーブ。ビールで乾杯し、食事をしながら、
ニコンカメラの話。話題は尽きません。
発売されたばかりのD200が何台もテーブルの上に並びます。
VRレンズのピタリ止まりぐあいを実感できました。
同時に、S型ニコン・コレクションもテーブルに並び、盛り上がりました。
ワインを飲みながら、ディープなニコンカメラ談義は全開となりました。
豊田さん、講演会おつかれさまでした。
たいへん貴重でたのしいお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
また、来場されたみなさん、ありがとうございました。
謝辞
社団法人)日本写真学会副会長 豊田堅二様には講演会の出演を快諾してくださり、
さらには入念な準備と貴重な現物試料を用意していただきました。
どうもありがとうございました。あつく御礼申し上げます。
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